2012年12月24日月曜日

クリスマス イブ Christmas Eve

クリスマス イブ
Christmas Eve
 
 
寄居PAのクリスマスディスプレイです
昨年の同じ場所のディスプレイは
下の写真です
 
 
 It is Christmas display of the Yorii PA
The display of the same place of  last year
is a lower photograph
 
 
人物の配置が違いますね
The placement of the person is different
 
 
 昨年のブログ
 Last year's blog.

2012年11月24日土曜日

美は脳の中にある 6  Beauty is in the brain 6 片目で立体視 Stereoscopic vision with one eye

普通の写真を
片目で見てみると
 
遠近が強調され、より立体的に見えてきます
 
 A common photograph
When you look with one eye
Far and near is emphasized and sees it three-dimensionally



片目で見てください
Please look with one eye 
 
 
 
 
 
なぜでしょうか?
Why?
 
目が二つ横に並んでいるのは
遠近感と立体感を得るためです
ともに
脳の中で2つの情報が合成されて認知されます
 

平面的な写真を
片目で見たときには
脳の中であたかも二つの目で見たときの
一つであるかのように補正されて
遠近感と立体感が感じられるのではないでしょうか?


When you look with one eye a superficial photograph
Be revised in brain as if it is one eye of  two eyes when  you look it with two eyes
Will not a perspective and a three-dimensional impression be felt? 

2012年11月8日木曜日

美は脳の中にある 5  Beauty is in the brain 5  なぜ光が赤く見える? Why does light look red?

 ニュートンが言ったように
光には色がありません
 As Newton said
Light does not have a color
 
りんごが反射した無色の光が
なぜ脳内で赤色に見えるのでしょう?
 The colorless light that an apple reflected
Why will the red show it in brain?
 
りんごを出た光が
空中を伝わって
眼に入り
網膜に達します
 
 
網膜には
二種類の視細胞があります
 
錐体
桿体
 
 
錐体は光のセンサーで
3種類あります
長波長(赤)のセンサー
中波長(緑)のセンサー
短波長(青)のセンサー
 
幹体は明暗のセンサーで
暗い時に働きます
 
 

 「光の科学」ニュートン

届いた光の周波数情報(たとえば700nm付近)が
三つの色のセンサーで
電気信号に変換されます

それが脳に届きます

理由はよくわかりませんが
その人の脳に認識された赤い色が既に存在します

700nm付近の周波数情報を持った電気信号に
対応した認識されている赤い色が見えます
参考⇒http://q.hatena.ne.jp/1121527958


 出典⇒http://www.cosmobio.co.jp/support/technology/tech_srt_fcm/srt_fcm_02.asp



錐体のセンサーの視物質はタンパク質でできていますから
DNA遺伝子の差の影響を受けます
そのため
認識している色に個人差が生じます




 


2012年11月5日月曜日

美は脳の中にある 4 物体に色はない Beauty is in the brain 4  An object does not have the color

物体に色はない 
色は脳で作られる

An object does not have the color
The color is made in brain
 

 
物体には固有の色があるのではなく
光(電磁波)を
吸収、反射、透過 そして発する性質があり
 
脳には物質からの光情報を
色で表現する能力がある

 
出典:日立 光と色⇒
 
 
 
 

2012年10月31日水曜日

美は脳の中にある 3 リンゴは赤い? Beauty is in the brain 3 Is the apple red?

りんごがあります
赤く見えます
なぜでしょうか?

 

物が見えるためには
光源、対象物、眼・脳必要です







出典:「知っておきたい色の話」

1.光
 
 光はどこから来た何者でしょう
 
地球の自然光の大部分は太陽からやってきた光です
 

大気の影響のない宇宙で見る太陽は
色がなく
暗黒の背景の中で真白に輝いています
(毛利さんもおっしゃっています)

太陽からの可視光は
全波長を連続的に含んで白く見え
色がありません
白色光と言われます
エンディバーから見た太陽 (NASA提供)
 
地表に届いた太陽光の中身は
下図で示した
連続した波長分布(スペクトル)です
波長の範囲は300~3000nm(ナノメーター)です。

出典:エコサーモコート⇒

1ナノメーター(nm)は長さの単位で、1mの10の9乗分の1(10億分の1m)です。
1nmは 1mの1000分の1 (mm)の
1000分の1 (μm:ミクロンメーター)のさらに
1000分の1です

また
地球表面の赤道から北極点までの距離(10000Km)を1mとすると、
1nmは1円玉の直径(1cm)に相当します。
 
グラフの縦軸は光の強さです
面積が光の量に相当します

地表に届いた太陽光は
通過した大気の影響を受け
紫外線の量が少なく、
可視光線と赤外線の量が多いことがわかります
 
紫外線の量が少ないのはオゾンがあるためです
 
特に赤外線のグラフのところどころ歯っ欠けになっていますが、
そこは
大気中のおもに水H2Oと炭酸ガスCO2、酸素O2が
吸収したためです
 
人間の眼が反応する光
波長が約380~780nmの範囲の光線です
可視光線と言います
 
紫外線にも赤外線にも人間の視覚は反応しません
 
 
 
 
2.反射光

太陽光がリンゴの表面に当たります
リンゴの表面にある色素アントシアン等が
490~500nm(青緑)を中心とした光を吸収します
 
反射された光は吸収光を欠いた光です

りんごの反射光を分光測色計で測った結果です

 
出典:色々雑学⇒
http://www.konicaminolta.jp/instruments/knowledge/color/part2/04.html

グラフを見ると
緑・青の領域が最も吸収され
赤が最も反射されています

 
さて、光と色の関係を考えます

 
可視光線そのものには色がありません

「人間の視覚と脳が波長ごとに色を感じるのです」

可視光線の波長と人間が認識する色の関係は下図のようです

全体では無色あるいは白色と感じます

 
出典:可視光線の波長の長さ⇒ http://metalogue.jugem.jp/?eid=1247


もう一度言います
上図の可視光線の色に関して
 
「人間の視覚と脳が波長ごとに色を感じるのです」
 

3.眼・脳 
 
 
反射された490~500nm(青緑)を欠いた光が目に届き、
網膜に達します

網膜には視細胞があります






網膜の視細胞
出典:「知っておきたい色の話」⇒

 
視細胞の3種の錘状体細胞(青、緑、赤の錘体細胞)が
反射された490~500nm(青緑)を欠いた光から
それぞれ青緑赤の光に反応して
3つの電気信号に変えて脳におくります。

脳では
信号が
1次視覚野⇒視覚連合野⇒高次連合野
と伝わります
 
脳で初めて
りんごから反射した490~500nm(青緑)を欠いた光の
3つの信号が
組み合わせられて赤と認識されます

連合野で形の信号と組み合わされて
赤いりんごと認識します
 
実は脳に認識された赤は青緑の補色です
 
ものに吸収される光(色)反射光の色(脳が認識する色:補色)
の関係を下図に示します
 
               ・・・吸収光・・・・・・・・   反射光      
出典:スペクトルと補色⇒

 
物がみえるための情報が伝わる過程は






対象⇒網膜(視細胞)⇒1次視覚野⇒視覚連合野⇒高次連合野
でした
 

つまり

りんごが赤いのではなく
白色光の反射光が青緑の色を欠いており
人間の視覚と脳で赤く見えるということです

また
目と脳が反射光(補色光)と形他の信号を処理し
赤いりんごの映像を作っているともいえます 

まさに
「色は脳の中にある」
 
「美は脳の中にある」
です

私は
「りんごは青緑の光を吸収するのだから、
りんごの実体色は青緑だ
反射光によって赤く見えるだけ」

と言えると思っています

「青緑のりんごを
人は赤いりんごと思っている
赤いりんごは実体ではない」
のです













 

2012年10月23日火曜日

美は脳の中にある 2 Beauty is in the brain 2

 
 
前回、
「美は観る人の脳の中にある」
"Beauty is in the brain of the beholder."
と書きました
cf.「美は脳の中にある」⇒



まず物(リンゴ)が見える仕組みをたどってみましょう

出典:「知っておきたい色の話」


太陽(光源)の光がリンゴにあたって反射した光が
瞳孔⇒水晶体⇒硝子体を通り
網膜に焦点を結びリンゴの映像ができます

しかし、
未だ物が見えているわけではありません。
 

 
出典:レーシック医療
 
 
 
リンゴの映像(光)は網膜上の
絨毯状に並んだ1億個以上の視細胞(錘状体・桿状体)
に分かれて届きます
網膜の視細胞
出典:「知っておきたい色の話」


個々の光は
視細胞で電気信号に変換されて
視神経を通って
大脳の後ろ側にある
1次視覚野に伝わります

1次視覚野では
リンゴの形(輪郭)、色、運動などの
情報データーが抽出されます

抽出されたデーターが
視覚連合野に渡されます

視覚連合野では
りんごの形(輪郭)、色、運動に関する
視覚データーの高度な分析が行われ
ヒトに認知される状態になります

ここで初めて物(リンゴ)が見えた
と言っていいと思います




 
出典:「脳の高次機能」ERP総論
 
 

次に
高次連合野(側頭、頭頂、前頭の各連合野が関連)
に送られます

高次連合野では
リンゴの形(輪郭)、色、運動などの視覚情報と
触覚、味、香りなどの感覚情報
記憶された過去の知識
が総合的に組み合わされ(統合され)、
これは何だという認知・判断がなされます
これが真に見えたという状態です
 
次いで 
思い(好き、嫌い、おいしい、美しい、食べたいなど)を感じ
価値判断し
どうしようという行動(採って食べる)を決定します

運動野が指令し行動するわけです


 

ものが見えるためには
 


光が電気信号に変わり

対象⇒網膜(視細胞)⇒1次視覚野⇒視覚連合野⇒高次連合野

の過程を経るわけです


高山氏に寄れば、
脳の部門(野)間には相互作用があって、
いくつかは同時に動いている
とのことです

氏のモデルを示すと

 
以上をまとめると
 
「人間が観ているものは
自分の脳の中で再構築された映像である」
 
ということになります

"The thing which a human being watches
 is a picture rebuilt in one's brain"

 
 
引用文献:
・坂井建雄、久光正 「ぜんぶわかる 脳の辞典」成美堂出版
・筑波大学大学院 高山誉史氏 H10修士論文「製品形態に関する人間の認知的考察」
 
・シャープ 「知っておきたい色の話」 http://www.sharp.co.jp/aquos/technology/color/index.html
・出典:「知っておきたい色の話」

2012年9月28日金曜日

若き日のモナリザ Mona Lisa of a young day

 
モナリザと若き日のモナリザ
 
真実は絵自体に語らせよう
 
Mona Lisa and Mona Lisa of a young day

I will let pictures in themselves talk about the truth
 
 
ルーブル美術館のモナリザ
 Mona Lisa of the Louvre
 
 
 
 
若き日のモナリザ
Mona Lisa of a young day
 
 
27日、スイスのモナリザ財団がジュネーブで公開した
「若き日のモナリザ」
レオナルド・ダビンチの作品と結論付けている 

 
 On 27th, Swiss Mona Lisa foundation showed
”Mona Lisa of a young day ”in Geneva
It was concluded  to be a work of Leonardo da Vinci
 

 モナリザ
Mona Lisa

 
 
若き日のモナリザ
Mona Lisa of a young day
 
 



2012年9月1日土曜日

美は脳のなかにある 1 Beauty is in the brain .1

 
「美は観る人の眼の中にある」
"Beauty is in the eye  of the beholder."
 
これはイギリスのことわざです

This is a British proverb


先走りして言いますと

眼に届いた光や映像は
信号となって脳に行き
そこで美と感じるかどうか
判断されますから

Light and the picture which arrive to eyes
They become the signals, and are gone by brain

Because they are judged there, beautiful or not,


「美は観る人の脳の中にある」
"Beauty is in the brain of the beholder."
ではないでしょうか?

 
I think
"Beauty is in the brain of the beholder."
 

人の脳による美の判断基準は
万人に共通なものと
生まれや経験による個人的な違い
とがあります。

ですから
やはり

「美は観る人の脳の中にある」
"Beauty is in the brain of the beholder."



The criterion of the beauty due to the brain of the person
Thre are common judge to all people
and
Personal difference by birth and the experience



Therefore
After all

"Beauty is in the brain of the beholder."

I think so 
 

2012年8月20日月曜日

生きているということ To live


谷川俊太郎さんの詩が好きです。

この詩「生きる」の二節

「生きているということ
いま生きているということ
・・・・・・・
すべての美しいものに出会うこと
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと」

そして四節
「いま いまが過ぎてゆくこと」

が深遠で特に好きです。


I like poetry of Shuntaro Tanikawa.

Live
                                                      Shuntaro Tanikawa
"Living
Living now
・・・・
Coming across all beautiful things
And
Refusing hidden evil carefully

・・・・
・・・・
Now passing now"





生きる
                        谷川俊太郎

生きているということ
  いま生きているということ




  それはのどがかわくということ
  木(こ)もれ陽がまぶしいということ
  ふっと或るメロディを思い出すということ





くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと


  生きているということ
  いま生きているということ

  それはミニスカート
  それはプラネタリウム
  それはヨハン・シュトラウス
  それはピカソ
  それはアルプス

picaso
  

                                Phpto 仲田忠洋

すべての美しいものに出会うということ
  そして
  かくされた悪を注意深くこばむこと
 生きているということ
  いま生きているということ

  泣けるということ
  笑えるということ
  怒れるということ
  自由ということ

  生きているということ
  いま生きているということ

  いま遠くで犬が吠えるということ
  いま地球が廻っているということ
  いまどこかで産声(うぶごえ)があがるということ
  いまどこかで兵士が傷つくということ
  いまぶらんこがゆれているということ
  いまいまが過ぎてゆくこと

 Japan-Nasa

大畑としひろ



小磯良平

  生きているということ
  いま生きているということ

  鳥ははばたくということ
  海はとどろくということ
  かたつむりははうということ


  人は愛するということ
  あなたの手のぬくみ
  いのちということ











動画の紹介です
 
「生きる」朗読~G線上のアリアにのせて~⇒

2012年8月19日日曜日

田沢稲舟 Tazawa Inabune



田沢稲舟の和歌
あさましや
骨を包める皮一重
迷う身こそはおろかなりけれ

この和歌の裏には稲舟と山田美妙との悲恋がある


田沢稲舟 Tazawa Inabune
さゆりちゃんのブログ「恋散如花」
「散るも覚悟なり」より⇒http://ameblo.jp/bomber1862/entry-10649139555.html

明治の女流作家
田沢稲舟(1874-1896:明治7年-29年)
明治7年2月山形県鶴岡の外科医の長女として生まれた
いわゆるいいとこの箱入り娘

早熟な文学少女で小説家山田美妙(23才)に強くあこがれて
明治24年(17才)上京、
共立女子職業学校図画科に入学

25年、美妙への文学的思慕が恋愛に変わり、
鶴岡に連れ戻される


明治27年(20才)その思いを小説にし
美妙の紹介で文芸倶楽部に発表、
異色の女流作家として名を馳せる

恋の相手は小説家山田美妙
(1868-1910)
山田美妙 Yamada Bimyou

28年12月山田美妙がプロポーズして21才で結婚する
29年2月合作小説「峰の残月」を発表

しかし
同居する美妙の母親、祖母に受け入れられず
箱入り娘だった稲舟は精神的に崩壊、病を得て
29年3月わずか3カ月で離婚、
鶴岡に帰り自宅で小説を書く



29年9月22才で急性肺炎のため亡くなった
一説に自殺との説もある

あらためて


あさましや
骨を包める皮一重
迷う身こそはおろかなりけれ

レオナルドダビンチ 解剖図

自分の恋への戒めとして歌ったのであろうか?
外科医の娘らしい
冷静な目である




母が愛した庭の花 The flowers of the garden which mother loved

お盆過ぎの夏
かって母が愛した庭の草花が
ひっそりとさいていた

At summer after Obon
The flowers of the garden which  died my  mother loved
bloomed quietly



上越市五智にて 
 
 
 
 
 

2012年8月17日金曜日

美は皮一重 Beauty is only skin deep.

人の美貌に関することわざがたくさんあります
There are a lot of proverbs about the good looks of the person.

「美は皮一重」 
Beauty is only skin deep.

「美しさはほんの皮一重に過ぎない」
Beauty is but a skin deep.





19世紀初めのイギリスの政治家 コペット・ウィリアムの言葉といわれています。


They  are said to be words of British politician C. William of the early 19th century.


ブログ「赤い胡椒」より


ブログ「おいしいのみつけよう」より

ことわざの意味は

「見た目の美しさは、表面の皮一枚に過ぎない。

その下の中身を見抜くことが大切である」


「外見がいくら美しくてもそれはあくまで外見だけの話であり、

人間性そのものを判断する基準にはならない」


これ自体は真実であり、善でも悪でもないように思われます。

The meaning of the proverb
"The seemliness is only one piece of surface skin.
It is important to see through the lower contents"

"Even if appearance is no matter how beautiful,
it is a story only for appearance .
It does not become a standard to judge human nature itself"

I think theyselves are not good and are not evil





一方、別ののことわざに次のようなものがあります。

On the other hand, a different proverbs have the following things.
「美しさと正直さはめったに一致しない」
”Beauty and honesty seldom agree"

「美貌と愚行はしばしば相伴う。」
”Beauty and folly go often in company.”


そして、
明治時代の女流作家
 田沢稲舟(たざわ いなぶね)の和歌に
「あさましや
骨を包める皮一重
迷う身こそはおろかなりけれ」
があります。

And,
In a Japanese poem of woman writer Inabune Tazawa
of the Meiji era
"It is a mean thing
To one fold of skin wrapping the rib in
The position to be captivated by is stupid"


これは、骨や肉を包んでいる皮膚一枚に

人間、特に男性が悩まされ続けているという

真実を突いています.

しかし、
悩ましい問題です。

It is said that
To one piece of skin that this wraps a bone and meat
A human being particularly a man continues being troubled.

I think
It's the truth.

However,
It is a  problem.