2015年10月8日木曜日

素粒子論と仏教 (ニュートリノ粒子 ノーベル賞、般若心経)

素粒子論と仏教
ニュートリノ粒子 ノーベル賞、般若心経

東大宇宙線研究所長
梶田隆章氏(56)が
ニュートリノ粒子に質量があることを証明し
アーサー・マクノナルド カナダ・クイーンズ大
名誉教授(72)と共に
ノーベル物理学賞を受賞された

おめでとうございます
            51007 毎日新聞


素粒子ニュートリノとは
宇宙の物質を構成する最小粒子の一つで
電子も属するレプトン(軽粒子)の仲間で
3種類(電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、タウニュートリノ)
ある
中島彰「現代素粒子物語」(講談社ブルーバックス)



http://www.s-yamaga.jp/nanimono/uchu/busshitsu-1.htm

素粒子から見たら原子もスカスカである


http://www.seibutsushi.net/blog/2013/10/1422.html

素粒子 ニュートリノは
電荷を持たず、地球など他の物質(分子・原子)をすり抜けてしまう

原子を直径24Kmの山の手線とすると
原子核は数10Cmのオーダーで
中はほとんどスカスカの空間で、
素粒子は数~数10Cmのボールです
ボールは何の苦も無く通り抜けます


参照:「原子を楽しむ」⇒
http://tadnakada.blogspot.jp/2013/02/enjoy-atom.html

太陽から光と共に大量のニュートリノが
ほぼ光速で地球にやって来る
一人の人間が浴びるニュートリノは
毎秒100兆個位である
江尻宏泰「絵で見る物質の究極」(ブルーバックス)


http://www.seibutsushi.net/blog/2013/10/1422.html

ニュートリノの質量確認実験
51007毎日新聞



ニュートリノ検出の仕組み
スーパーカミオカンデの5万トンの水に入った
ニュートリノが水分子とぶつかり
発生したチェレンコフ光を測定した
地球の裏側から来たニュートリノが
表から来たニュートリノの半分近くであることが
分かり
ニュートリノの一部がミュー型からタウ型に
変化(ニュートリノ振動)したことを
つかんだのである
この現象はニュートリノに質量があることを
証明している

51008 毎日新聞


月から見る地球 NASA
http://www.imart.co.jp/tikyuu-tuki-taiyou.html






物質の粒子性を示唆しているのは
元々、仏教だったようです
「宇宙は粒子に満ちています
粒子は自由に動き回って形を変えて
お互いの関係の安定したところで
静止します」

「形のあるもの 言いかえれば
物質的存在を現象としてとらえているのですが
現象というものは時々刻々変化するものであって
変化しない実体というものはありません
実体がないからこそ形がつくれるのです
実体がなくて変化するからこそ
物質であることが出来るのです」


「あなたも 宇宙の中で
粒子で出来ています
宇宙の中のほかの粒子と
一つづきです
ですから宇宙も空です
あなたという実体はないのです
あなたと宇宙は一つです」

柳澤桂子 心約般若心経「生きて死ぬ智慧」
(小学館)より

「人は粒子で出来ていて・・・」⇒
http://tadnakada.blogspot.jp/2015/09/blog-post_68.html


インドのウパニシャドの時代(紀元前500~700年)
「分割できない粒子」という考えが
あったらしい
そして「空」という状態を発見した
物質を粒子の総合体として見るのではなく
あくまでも
エネルギーに満たされた全体の中の
ある種の凝集としてとらえた」
数字の0を発明したのもインドです

「量子論では
ミクロの様態を
粒子でありまた波であるととらえた」
波はエネルギーを持つ振動であり
実体がない
つまり
「色即是空」である

また
波でありまた粒子である
すなわち
「空即是色」
である

玄侑宋久「現代語訳般若心経」(ちくま書房)

光も粒子(光子:力を伝える)と
波(電磁波)の
両面性を持っています

「宇宙盛衰」⇒
http://tadnakada.blogspot.jp/2015/04/space-ups-and-downs.html

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