2013年2月5日火曜日

原子を楽しむ1  enjoy atom 1

原子を楽しむ
enjoy  atom 
原子の中は空(カラ)
Empty in the atom
 
原子と言っても、原子爆弾でも原子力発電でもありません
正真正銘の原子(Atom)の話です

世の中で一番簡単な原子は水素原子(Hydrogen atom)です

イギリスのラザフォードの水素の原子模型は
(セルモ笠縫本部教室BLOGより拝借)
http://selmo.blog44.fc2.com/blog-entry-34.html


原子核には陽子が1個入っています
+1,-1は電荷の量
 
水素原子
化学記号で
と表します
 
 
水素原子同志が結合して(電子を共有して)
水素分子(Hydrogen molecule)になります
と表します
 

(セルモ笠縫本部教室BLOGより拝借)
http://selmo.blog44.fc2.com/blog-entry-34.html


水素は太陽大気の主成分です
核融合でヘリウム(He)に変わるときに
質量が変化して
巨大なエネルギーとなり光等の放射線を放出しています

地球環境では水素分子(ガス)として、
大気中に0.5ppm存在します


ここで原子を楽しみましょう
Let's enjoy an atom here

水素原子の直径は 1.06×10^-10 m (10のマイナス10乗m)
真ん中の原子核(陽子1個)の直径は 1.8×10^-15 m

陽子(原子核)の直径/水素原子の直径=1.7/100,000
(10万分の1.7)

水素原子の大きさを半径12Kmの山手線に見たてると、

水素原子:直径24kmの山の手線
陽子(原子核)の直径:40cm

となります



イメージしましょう

40cmの球を考え、これが原子核(陽子)
直径24km(山の手線)の巨大な球、これが水素原子の大きさ

その広い何もない空間に
大きさ0cmの電子(500テラ分の1μm)が1個動いている

これが水素原子のイメージ

                cf.電子の大きさ=1.0×10^ ‐32 m
                        ;ブルーバックス「クオーク第2版」の理論値



水素原子の中はほとんど何もないことがわかります
色即是空という言葉を思い出します

陽子の質量は電子の1836倍です
水素原子の質量のほとんど全てが陽子の質量だとわかります
                                                                        cf.中嶋彰「現代素粒子物語」

水素原子の実際の姿は上の図ではなく
巨大な空のボールの中心に点(陽子1個の原子核)一つ
そして
原子の質量は点(原子核)の質量
なんですね

水素原子の姿
                             (電子雲モデル文科省教師用資料より)

 青い部分は電子が存在する確率を濃さで表しているが
ほとんどが何もない空間です

0 件のコメント:

コメントを投稿