2015年3月30日月曜日

花のいのちは

花のいのちは

                 なおえつ茶屋にて

林芙美子の
次の詩は有名である

花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かりし

しかし

無題  林芙美子

風も吹くなり
雲も光るなり

生きている幸福は
波間の鷗のごとく
漂びょうとただよい

生きている幸福は
あなたも知っている
私もよく知っている

花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり
雲も光るなり

                             なおえつ茶屋にて

この詩は「赤毛のアン」の翻訳者村岡花子さんの
遺族宅に保管されていたのだとのこと

私はこの詩が好きだ
この詩には希望がある
明るさがあると思う

人生は苦しいことの連続だが
生きるということには幸福がある
風は吹くが
ただよう雲は光っている

希望が持てるではないか
生きる勇気が湧いてくるではないか


ここで思い出すのは、

小川 未明の詩


「雲の如く高く

雲のごとくかがやき

雲のごとくとらわれず」

である

 




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