2011年7月9日土曜日

三重の塔と地震  Triple Tower and Earthquake

三渓園の中にある三重塔です。
It is a  triple tower in Sankei-en Garden.

日本古来の多重の塔は、地震に強いといわれています。
それは地震エネルギーを逸らす独特の重構造だからです。
The Japanese old multiplex tower is said to be strong in an earthquake.
In unique multiple structure,  earthquake energy is scattered.

だから
So,

三重の塔は強くて、美しい
The triple tower is strong and  beautiful.

真理は美しい
Truth is Beautiful.







(参考)

「五重塔や三重塔は平面寸法に対して高さが高く一見、地震に弱そうな感じがすると思います。
しかし、これだけ高い塔が地震の多い日本で建てられながら
地震で倒壊したという記録はほとんどありません。

五重塔や三重塔など層塔の塔身は各重ごとに軸部、組物、軒を順次
組み上げ、これらを最上層まで繰り返す積み上げ構造になっており、各部材も木材同士の
継手、仕口によるもので、鉄筋コンクリートのような剛構造ではなく、
いわゆる柔構造になっています。
そのため地震が起きても各層が互い違いに振動し、
地震のエネルギーをそらす構造になっています。
各層の柱も太さのわりに長さが短いため、倒れようとする力よりも元に戻ろうとする
復元力のほうが大きい。
また組物では通肘木と繋肘木が囲字型に組まれ、これに隅行の繋肘木が
加わるので水平変形を起こすこともありません。
これらが地震に強い要因と思われます。

(塔の中心に心柱が下から天辺まで立っていますが、相輪を支持するためのもので
独立して立っているため構造的な役割は果たしていないと思われます。)」

青鳳工房さんのホームページより
http://seihou-k.com/kokentiku.htm

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