38億年の生命誌
中村桂子博士の扇型の生命誌絵巻を
眺めていると
38億年連綿と続いている生命の
姿を教えてくれます
中村桂子「生命誌絵巻」
出典⇒
扇のかなめは
生命が生まれた38億年前である
一種類のゲノム(細胞内の1セット全体のDNA)
を持った
一個の細胞
だったはずである
38億年の間に
ゲノムに変化が現れ
生物種が増えました
扇のふちが
現在を示しています
地球上の生物種は870万種以上と推定されています
(出典⇒
扇のふちの左側にヒト
(ヒトは一種類、人種は無い)、
(ヒトは一種類、人種は無い)、
右側にバクテリアがいます
すべての生物種が
38億年の歴史のあるDNAを持ち
38億年の歴史のあるDNAを持ち
同じ遺伝暗号(タンパク質を表す塩基の組み合わせ)を使った遺伝子を持っている
これは驚きです
和田誠さんの「新生命誌絵巻」は
時代と地球の姿も描いています
和田誠「新生命誌絵巻」
出典⇒
*用語の整理
・染色体:細胞分裂のとき現れるX状構造体(DNA複製によりJ字状の染色分体が中央で重なっている)
染色体は父母由来の2セットある
・ゲノム:染色体1セット全体のDNA
ヒトゲノムの1セットは22本の常染色体とXかYの性染色体
・DNA:糖とリン酸と塩基からなる2重らせん構造物質
・遺伝子:DNAのタンパク質の構造に関する暗号部分
DNA全体の数%
ヒトゲノムでは3~4万の遺伝子がある
*遺伝子は英語でGene、中国語で起因子と呼ばれ
共に「創り出す」意がある
参照「遺伝子の正体」⇒