東京大学に学ぶ5
東大柏図書館のパネルより
東京大学宇宙線研究所長 梶田隆章
2015年ノーベル物理学賞受賞記念
東京大学宇宙線研究所長 梶田隆章
2015年ノーベル物理学賞受賞記念
ニュートリノ振動
ニュートリノに質量が存在すると
一定の質量を持っているのでは無く
「複数の質量を持った状態の重ね合わせ」
となることが可能となる
宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線(主に陽子)が
地球の大気分子と衝突して
ミュートリノと電子ニュートリノの2種類が
生成されます
地球を通り抜けたニュートリノは
上空からのニュートリノに比べて
観測数が予想値のおよそ半分でした
一方で電子ニュートリノは
予想通りに観測されました
このことから
ニュートリノ振動によって
ミューニュートリノは長い距離を飛ぶ間に
観測されにくいタウニュートリノに変化したと
考えられました
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