母乳について2
哺乳類の最大の特徴は
胎盤と乳腺にあるという
つまり
子宮と乳房(おっぱい)です
これはお母さんの特徴であり
赤ちゃんにとって
まことに巧妙な仕組みです
つまり
子宮と乳房(おっぱい)です
これはお母さんの特徴であり
赤ちゃんにとって
まことに巧妙な仕組みです
無重力状態(地上の1/6)なので
骨には強度がいらず
むしろ
しかし生後は重力の中で過ごすので
短期間で骨の強度を
上げなくてはならない
骨は主にリン酸カルシウムと
コラーゲン(タンパク質)で出来ているから
参照:「骨の細胞と海と重力」⇒
http://tadnakada.blogspot.jp/2014/03/blog-post_6.html
コラーゲン(タンパク質)で出来ているから
乳児にカルシウムとリン酸を
大量に与える必要があります参照:「骨の細胞と海と重力」⇒
http://tadnakada.blogspot.jp/2014/03/blog-post_6.html
そこで、母乳のタンパク質カゼインがカルシウムとリン酸を結合して水溶性ミセルとなって
乳に含まれるようになったのです
乳のすごいところは
三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)を
含め全てが水溶性または水分散性に
なっているところです
白く濁っているのはそのせいです
母乳は 出産後5~7日までの乳を初乳といい
15日以降は成熟乳と言います
初乳の組成は血漿に近く
新生児を感染から防ぐ働きがある
抗体(免疫グロブリンA、G、M)が多い
免疫グロブリン(Ig)AとGは細菌類を防御します
初乳には分子量の大きい免疫グロブリン(Ig)Aが
特に多く含まれ消化器系を保護します
また、免疫グロブリン(Ig)Gだけは
胎盤からへその緒を通って
胎児に移行します
6か月まではしかにかからないのは
このせいです
初乳中には多数の白血球が存在し
異物を食べるマクロファージがほとんどです
また鉄とタンパク質が結びついた
ラクトフェリンが非常に多く
細菌の働きを弱めたり殺したりします
酵素も含まれており
リゾチームは殺菌効果のあるタンパク質で
細菌の細胞壁を加水分解
して殺してしまいます
ミルクの原料牛乳と母乳を比較すると
成熟乳の牛乳との比較
(スエーデンの資料)
牛乳はタンパク質が多いですが
その大部分はカゼインです
カゼインはチーズのタンパク質です
牛乳のミネラルは母乳の3倍くらいありますが
人間の赤ちゃんにとっては多過ぎ
迷惑な話です
母乳はタンパク質が少なく
脂質と糖質が多い
牛乳はタンパク質が多く
カルシュウム、リンが多い
母乳の3倍以上です
生まれてすぐ立って歩く必要が
あるからではないでしょうか?
タンパク質の比較
(スエーデンの資料)
母乳にはタンパク質ラクトフェリンが
多いことが特徴です
母乳には抗体IgAが多いのも特徴です
母乳はどうつくられるのでしょう?
おっぱいの構造
乳腺は乳頭を中心として放射状に
15~24個の乳腺葉から成り
乳腺葉は数個の小葉から成っています
小葉には小さな導管があり
その周りにブドウの房のように乳腺胞があります
乳腺胞には上皮細胞(乳腺細胞)があり
この細胞内で母乳がつくられます
含め全てが水溶性または水分散性に
なっているところです
白く濁っているのはそのせいです
母乳は 出産後5~7日までの乳を初乳といい
15日以降は成熟乳と言います
初乳の組成は血漿に近く
新生児を感染から防ぐ働きがある
抗体(免疫グロブリンA、G、M)が多い
免疫グロブリン(Ig)AとGは細菌類を防御します
初乳には分子量の大きい免疫グロブリン(Ig)Aが
特に多く含まれ消化器系を保護します
また、免疫グロブリン(Ig)Gだけは
胎盤からへその緒を通って
胎児に移行します
6か月まではしかにかからないのは
このせいです
初乳中には多数の白血球が存在し
異物を食べるマクロファージがほとんどです
また鉄とタンパク質が結びついた
ラクトフェリンが非常に多く
細菌の働きを弱めたり殺したりします
酵素も含まれており
リゾチームは殺菌効果のあるタンパク質で
細菌の細胞壁を加水分解
して殺してしまいます
ミルクの原料牛乳と母乳を比較すると
成熟乳の牛乳との比較
(スエーデンの資料)
牛乳はタンパク質が多いですが
その大部分はカゼインです
カゼインはチーズのタンパク質です
牛乳のミネラルは母乳の3倍くらいありますが
人間の赤ちゃんにとっては多過ぎ
迷惑な話です
母乳はタンパク質が少なく
脂質と糖質が多い
牛乳はタンパク質が多く
カルシュウム、リンが多い
母乳の3倍以上です
生まれてすぐ立って歩く必要が
あるからではないでしょうか?
タンパク質の比較
(スエーデンの資料)
母乳にはタンパク質ラクトフェリンが
多いことが特徴です
母乳には抗体IgAが多いのも特徴です
母乳はどうつくられるのでしょう?
おっぱいの構造
乳腺は乳頭を中心として放射状に
15~24個の乳腺葉から成り
乳腺葉は数個の小葉から成っています
小葉には小さな導管があり
その周りにブドウの房のように乳腺胞があります
乳腺胞には上皮細胞(乳腺細胞)があり
この細胞内で母乳がつくられます
下図は
引用:酒井仙吉「哺乳類誕生」講談社 ブルーバックス
内藤寿七郎「赤ちゃんの命を守る母乳のはなし」
同文書院
山本高治郎「母乳」岩波書店 岩波新書
主婦の友社編「あんしん母乳育児」主婦の友社
「生命大躍進」NHK出版
「母乳について」⇒
同文書院
山本高治郎「母乳」岩波書店 岩波新書
主婦の友社編「あんしん母乳育児」主婦の友社
「生命大躍進」NHK出版
「母乳について」⇒
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