2015年8月18日火曜日

女性美のルーツ(女性進化論)

女性美のルーツ
(女性進化論)

男性にとって女性は
可愛く
美しく
魅惑的で
頼れる

プラクシテレス作 紀元前4世紀(ローマ時代)


女性美のルーツは

なんと 何億年も前の

哺乳類の進化にあることが分かってきた



女性たる所以は
乳腺を持ち
胎盤を持つことであった
つまり
哺乳類の特徴そのものであった


では
哺乳類は
乳腺と胎盤を
いつ獲得したのであろう?

生物進化の歴史をたどると
哺乳類は
三畳紀(2億5千万年前ころ)
単弓類(両生類から分かれた)の一部から現れた
ネズミやリスのように小さく
恐竜を恐れて
主に夜活動していた

哺乳類最大の特徴は

1.母乳で育てる
つまり
乳腺を持つ

2.子宮で育み子どもを産む
つまり
胎盤を持つ

1.母乳の起源

乳腺は
胸部から腹部の汗腺が特殊化したもの


元来哺乳類の祖先は
殺菌作用のあるタンパク質(リゾチーム)を
汗のように分泌して
卵を濡らし
病原菌から守っていた

哺乳類は最初 卵生だった訳です
最初の哺乳類は2億500万年前の
アデロバシレウスで卵生でした
(ハリモグラやカモノハシは今でも卵生です)

そのうち
リゾチームを作る遺伝子が進化して
タンパク質α-ラクトアルブミン
を作るようになった
母乳の起源である

母親の下腹部に乳腺ができ

子どもはにじみ出る母乳を
なめて育ちます

母乳は糖質、脂質、タンパク質の
栄養バランスが良く
消化しやすい
特に初乳には
大量の免疫物質が含まれている

母乳は血液に由来し、
1リットルの母乳を作るのに
500ミリリットルの血液が必要
母親は身を削って
乳腺で母乳を作っているのである
「母乳について2」⇒


2.胎盤の起源
ジュラマイア:胎盤を持つ最古の哺乳類(1億5000万年前頃) 
                         模型「生命の大躍進展」


1億7000万年前(ジュラ紀)
哺乳類にレトロウイルスが感染し
たくさん死んだ
生き残った哺乳類の体内で
レトロウイルスが
生殖細胞の内部に入り込み
遺伝子が組み込まれた
レトロウイルス:生物と非生物の中間で
(DNAやRNAなど遺伝物質と
それを包むタンパク質でできている
他の細胞に入り込むことで増殖する)

それがPEG10遺伝子と呼ばれ
胎盤を作り出すのに欠かせない
遺伝子となった

ジュラマイア、PEG10遺伝子について⇒
http://colaryourlife.seesaa.net/article/420331205.html

免疫的に言うと
母親にとって
胎児は異物であり
母親の免疫機構が
胎児を排除しようとする
それを防止するのが
レトロウイルスの細胞膜表面にあった
エンベロープ(タンパク質)である

他のウイルスは感染先の細胞表面に取りついて
細胞同士を融合させようとした

このため


胎盤がつくられるようになった



進化の順で言うと
先ず乳腺ができ(哺乳類)
次いで
胎盤ができた(胎生哺乳類)


女性美のルーツは
乳腺と胎盤にあった
また
出産時に赤ちゃんの頭を通すため
骨盤が広く大きい
これが女性の腰の美しさに
つながっている
http://woman.mynavi.jp/article/141217-29/

骨盤⇒
http://abodeone.info/mf6-pelvis.htm

進化して女性になった 女性の美しさは
女性としての
機能からくる美(機能美)である

「美しいものは 真理」⇒
引用;「生命大躍進」NHK出版




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