田沢稲舟の和歌
あさましや
骨を包める皮一重
迷う身こそはおろかなりけれ
この和歌の裏には稲舟と山田美妙との悲恋がある
田沢稲舟 Tazawa Inabune
さゆりちゃんのブログ「恋散如花」
「散るも覚悟なり」より⇒http://ameblo.jp/bomber1862/entry-10649139555.html
明治の女流作家
田沢稲舟(1874-1896:明治7年-29年)
明治7年2月山形県鶴岡の外科医の長女として生まれた
いわゆるいいとこの箱入り娘
早熟な文学少女で小説家山田美妙(23才)に強くあこがれて
明治24年(17才)上京、
共立女子職業学校図画科に入学
25年、美妙への文学的思慕が恋愛に変わり、
鶴岡に連れ戻される
明治27年(20才)その思いを小説にし
美妙の紹介で文芸倶楽部に発表、
異色の女流作家として名を馳せる
恋の相手は小説家山田美妙
(1868-1910)
(1868-1910)
山田美妙 Yamada Bimyou
28年12月山田美妙がプロポーズして21才で結婚する
29年2月合作小説「峰の残月」を発表
しかし
同居する美妙の母親、祖母に受け入れられず
箱入り娘だった稲舟は精神的に崩壊、病を得て
29年3月わずか3カ月で離婚、
鶴岡に帰り自宅で小説を書く
29年9月22才で急性肺炎のため亡くなった
一説に自殺との説もある
あらためて
あさましや
骨を包める皮一重
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