2014年4月10日木曜日

赤ちゃんの嚥下 Deglutition of the baby

赤ちゃんの嚥下
Deglutition of the baby
(「新生児学入門」仁志田 博司(医学書院)による)

赤ちゃん(新生児)がおっぱいを飲む時
気道の蓋、喉頭蓋をふさがなくても、
鼻呼吸をしながら飲むことができます
おっぱいは喉頭蓋の周囲を流れて食道に入ります
それは
赤ちゃんの喉頭が鼻咽頭に接するほど
高い位置にあるためです

「新生児学入門」仁志田 博司(医学書院)p170


嚥下(飲み込み)
お母さんのおなかにいるとき
16~17週ころから羊水を飲み(嚥下)ます

32~34週ころには
喉頭蓋が気管を塞ぎ、
食道にだけ液体を送る複雑な嚥下反射が完成します。
それ以前の早産児では、嚥下がうまくいかず
気道におっぱいを誤飲する危険性があります

40週ころになると
1日500mlの羊水を飲みます。(7.5Kcal)
羊水には細胞由来のムコ多糖類があります
cf.ムコ多糖類 ⇒http://www.naoru.com/mukotatourui.htm

赤ちゃんの喉は進化途中で
猿などの哺乳類の喉と同じ構造でした

参考「赤ちゃんの喉とおっぱい」⇒
http://tadnakada.blogspot.jp/2014/03/blog-post_23.html




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